雨宿り 5/28 木
夏雨や町は地のもの天のもの
夏雨や町は地のもの天のもの
2ヶ月ぶりの本屋さんは新刊本がたくさん並んでいた。リモートワーク用の文房具のコーナーが出来ていたりして、あぁ楽しい。
相変わらずチビッコたちがバタバタと走り回ったりギャンギャン泣いたりしているのも、お馴染みの光景。子どもがわーわー過ごせる本屋さん。
本屋さんを出たら、いつの間にか土砂降りになっていた。
雨に誘われて2ヶ月ぶりの外お茶タイム。
この町も朝凪の夢見たりけり
緊急事態宣言が解除された。
緊急じゃなくなったけど、今までとは違うリズムでジャムセッション。
TildeのDebbeさんから、お店を再開しますとのニューズレターが届きました。
Sellwoodの町のGrand Central Bakery Cafeからも、テイクアウトでオープンするとのニュースが飛び込んできました。
明るく穏やかな風を受けて、私たちが大好きな町が再び歩き始めた。
→ via Portlandへ格納
白靴の子ら駆けぬけて雨催ひ
降りそうで降らない空に、誰かさんの忘れ物。
莢豌豆みそ汁の味噌香り立ち
近所のビール工房で売り始めた野菜がどれもとても美味しい。見た目は無骨なものが多くて、育ちすぎかと思うようなサイズのものがあったりもするのだけれど、どれもピッカリと美味しい。
ばら売りなのもとてもありがたくて、昔の八百屋さんみたい。
この事態が収束しても野菜を売ってくれるといいなぁと思っているのは、私だけではないはず。
ワインの報ありて薫風ふきわたる
via Portlandに「Forest Edge Vineyardからのニューズレター」をアップしました。
Forest Edge Vineyardで Ron がつくる赤ワイン Leon Millot は、今までにあまり味わったことがない風味で、出会ってすっかり虜に。
ニューズレターによると、今年売りに出された 2015 Leon Millotはすごくいい葡萄だったそうです。
む〜〜〜ん。飲みたい。
青嵐の気配背中の菓子作り
「Something's Gotta Give」(邦題:恋愛適齢期)で、ジャックニコルソンとダイアンキートンが、夜中にパンケーキを焼くシーン。
大きなボウルにざざっと粉を入れて、ミルクをドボドボ注いで、ぐるぐる混ぜる。ものすごくいい加減。ものすごく美味しそう(実際にはパンケーキは焼かなかったけれど)。
慎重に計らなくてもいいんだと、その大らかさに憧れる。
そこまで思い切りよくは出来なかったけれど、今朝はキモチ大らかにクレープを焼いてみた。
夏柑の海の暮らしを思ひけり
ハッサクの時期はとうに過ぎて、甘夏もそろそろ終わりにさしかかっている。夏のイメージがあるおおぶりの柑橘系は、意外にも夏が来る前に旬が過ぎていく。
甘夏が見当たらなくて日向夏。あまりにジューシーで房を剥くそばからジュースがこぼれる。
もったいないので、絞っていただきました。
ライターも蚊遣りも去年の残り物
夕べの母からのメールに、蚊取り線香を買いました、とあった。いくらなんでもまだ早いような気がしたのだけれど、今朝、この部屋でもブィ〜ンと小さな虫の気配。
・・・。
蚊取り線香、夏を待たずに大活躍。
町に住み卯波ばかりを思ひをり
きょうはポートランドに向かう予定日だった。なーんにもやる気が起きないだろうなと思っていたけれど、朝からお日様がピッカリ笑って掃除洗濯日よりだ。
朝ご飯にはとっておきのレモンケーキがあるし、夕方にはキンキンに冷えたビールが待っている。
ガッカリしている場合じゃないのだ。
外は真夏日だけど、友だちが焼いてくれたレモンケーキには初夏の風が流れていた。
新緑や節々痛むけふあした
毎月第一木曜日の夕刻から夜にかけて、ダウンタウンでアートイベント「First Thursday」が開催される。
ポートランドに滞在しているときは、第一木曜日が近づくとそわそわ。今月こそは行きたいなと気持ちが高まる。
カジュアルでオープンマインドに満ちているポートランドのギャラリー巡りはとても楽しくて、それらの集大成のようなアートイベント「First Thursday」は、夢のようなイベントなのです。
via Portland に、First Thursdayの記事をアップしました。
皐月来し病の町の電飾の
なかだるみの日。いつもとリズムを変えて夜散歩。カフェの灯もバーの賑わいもない町に、ドラマティックに夜があった。
早起きが楽しみだった茗荷の子
今年初のミョウガをキウリの塩もみと一緒にいただく。
刻んでいるだけで夏の香りが立ち上る。ビール!ビール!で喉がなりました。
陰日向人影なくて夏隣り
夏日が続く連休。春から夏にかけての花々が一斉に開いていた。
いつもよりゆっくりの時間のなかで、自然は順調にスピードアップ。
半生は指呼の間(しこのかん)にて花過ぐる
この状況ではうらめしいような好天気で5月が始まった。クルマが減って、窓を全開にした部屋に薫風が流れる。はぁ、気持ちいい。
専門家会議の尾身茂副座長から「明るい兆しが認められるなか、長丁場の新しい生活様式が求められる」との見解が示された。初夏から梅雨に向けて、ゆっくりゆったり新しい生活リズムを刻む。