いろいろやってみる 4/26 日
屋ごもりの日々流れ行き燕来る
屋ごもりの日々流れ行き燕来る
料理家のコウケンテツさんが、お子さんたちとワンタンを作るシーンをテレビで観ました。
そうか、ワンタンって自分で作れるのね。今さらながらに気づいて作ってみました。ふつうに美味しい。
時間はあるけど動けなくて、初めてやることが増えてきた。やってみるとどれも楽しい。
残酷の四月ゆきたり令和二年
緊急事態宣言が出て、パタリと動きが止まった。
動きを止めていられるのは、動いている人たちがいるから。
チチときて望みは少し雀の子
きのう(4/22)のtoday &にNozomNがつけてくれた句「春の潮運河たうたうふくれたり」を読んで、たうたうふくれる流れを見たくなって、きょうの散歩は運河まで。
水の流れを見ているだけで癒される。紫陽花の葉っぱも青々と茂りはじめていた。
ほんの数十分の散歩でもリセットされるなとぼんやりしていたら、チュンと呼ばれてしまった。
スズメもいまはスローダウンね。
春の潮運河たうたうふくれたり
外出を控える日々は単調になるかなと思っていたけれど、そうでもなかった。
ちょうど季節の変わり目にいるからか、そこここで花が開き、緑も日増しに濃くなっていく。クルマが減って、雀のチュンというさえずりがあちらこちらから聞こえてくる。
野菜や果物も、春から初夏へと旬を移していく。
人の動きが止まっても、自然が動いていてくれれば大丈夫。
陽炎はスローなブギを聴きながら
水分を含んだ風がさわさわしている。
肌寒いような、芯のあたりにほの暖かさを感じるような。
胸がざわめく春の風。
こういう風のときにはなぜか片岡義男さんが読みたくなる。
春深しけふはあしたの脱殻に
パンデミック前と後では世界が一変するだろうとの見解が、多くの識者から聞こえてくる。
政治学者イアン・ブレマー氏は、犬を飼えと言う。犬は慰めになるから。歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、重大問題は他にもある。いま誰も地球温暖化について話していないと諭す。
経済学者・思想家のジャック・アタリ氏は、ポジティブに未来を考えろと言う。ただし、ポジティブと楽観主義は違うと説く。
(ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界~海外の知性が語る展望」から)
いつもの道はツツジが満開で、木々の葉っぱもすくすくと伸びている。このエリアで最後に咲くサトザクラもいつものようにもこもこと花が開いている。ちょっと速歩ではあるけれど、新緑の季節への準備は万端。
変わることと変わらないことの狭間で、学びたいことがたくさんでてきた。
春色の便りありけり疫よけて
オレゴン州最初の町 Oregon Cityで、スイーツのお店 Sweet Masterpiece を営んでいるCrystalさんから、Alignableへのお誘いが届いた。
紹介したい人がいるから私のネットワークに加わりませんかとのお誘い。
Crystalさんが作るチョコレートやお菓子はとてもきれいで、おいしくて、いつか日本で紹介するのが夢のひとつ。
でも、このところCrystalさんとの連絡が途絶えていて、ちょっと心配していたなかでの連絡だったので、とても嬉しかった。
しかもAlignable,Inc. は、2016年にリクルートが出資したスモールビジネス紹介ネットワークだった。びっくり。
リクルートに身を置いていた者としては、サービスへの信頼がぐぐっと高まる。
残念ながらアメリカとカナダに限定したサービスだったので、サインアップは出来なかったけれど、Crystalさんとの糸が切れていなかったことが分かり、嬉しい日になった。→ via Portlandに格納
竹の秋のごとき此の世の面やつれ
シゴトばかりしていたころに、いつか思う存分本を読もうと思っていた。学生時代のように、あしたの朝のことを考えずに読みふける至福を、シゴトを辞めたらすぐにでもと思っていた。
でも歳を重ねて、そういう持久力や眼力って衰えるのねと、カナシク気づきはじめていたときのこの事態。外出自粛で時間たっぷし。
いつかと思っていた読書三昧の贅沢が、空から降ってきた気分。
Portland! Portland!サイトを立ち上げてから4ヶ月足らずで、全体のレイアウトや構造がぐちゃぐちゃしてきてキモチワルイ状態に。 折しも外出自粛のこの期間に、つぎはぎしてきたぐちゃぐちゃをきれいに整えよう!と、張り切って取り組み始めてから3週間も経ってしまいました…。
NozomNからたくさんの原稿が上がってくるのを横目で眺めながらアセアセと修復作業を続ける日々にいったんメドがたち、久しぶりの更新お届けいたします。
Booksもいろいろ追加しています。