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海辺の町で(316) 4/15 金

チューリップ

チューリップ野っ原だけを宇宙とし

『快適・カチョー生活辞典』のペーパーバックの見本刷りが届き、正式な発注をしました。

NozomNに見本刷りを送るために郵便局まで一走り。郵便局まで行く途中に咲いているチューリップが、きのう、きょうの雨にもへこたれずに、まだほよほよと咲いていました。

海辺の町で(315) 4/14 木

ラムカクテル

アゴッツォのラムの香りや店の春

四ヶ月ぶりに〈Agozzo(アゴッツォ)〉さんで美味しい時間を過ごしました。
パクチーてんこ盛りの爽やかな春のサラダと真鯛の一皿。それからラムの一皿も。どのプレートも食材への愛情を感じる盛り付けと美味しさで、美味しいとはまさに字の如く、美しくて味がいいことなのだなぁと感じました。
食後にホワイトラムのカクテルをいただいて、幸せな夜でした。

上野リチ展

上野リチ展を出づれば花は葉に

〈Agozzo(アゴッツォ)〉さんの翌々日。三菱一号館美術館で開催中の「上野リチ展」に行きました。
上野リチ(フェリーヴェ・リックス)さんは、ウィーン生まれのデザイナーで、建築家の上野伊三郎氏と結婚して京都に住み、京都とウィーンで活躍したデザイナーさんと知りました。

壁紙やテキスタイルやアクセサリーなど、どのデザインもとても明るくチャーミングで、見ていていつの間にか笑顔になっていました。
夫婦で立ち上げた「上野建築事務所」のネームカードなどのデザインにも惚れ惚れ。
あんなふうに絵を描けたりデザインができたらとても楽しいだろうなぁと羨ましくなりました。

リチさんのデザインにすっかり気分が高揚して、丸の内仲通りの気に入りのカフェ〈Happ〉で、アイスティとプリンをむははといただきました。

プリン

饒舌のプリンせわしき春の匙

海辺の町で(314) 4/8 金

桜

うすあをの空のげきより花と蝶

今朝の桜は五分咲きほどに開いていました。
大島桜の花びらは桜色ではなくて白色で、今朝はモンシロチョウがそこここで遊んでいて、花びらが舞っているようでした。

海辺の町で(313) 4/7 木

にんじん

人参の春はかなしきとう立ちて

春にんじんが甘く美味しくて、少し多めに買っておいたものに葉っぱが生えてきました^^。元気さん。
葉っぱはそのままいただきました。ほんのひとつまみながら、爽やかな香りが口のなかに広がりました。

▼目玉焼きの白身の上に乗っている緑色が、にんじんの葉っぱです。

ブランチ

ブランチが春の海から現れる

海辺の町で(312) 4/6 水

桜

鳥雲ややがて上梓の新書籍

ついに、リビングルームから見える桜の木に花がつきはじめました。
まだ一部咲きほどですが、窓からも花が開いてきたのがわかるほどに咲いています。

葉っぱと一緒に花が開く桜だったんだと知り、芝浦の運河に迫り出すように咲いている桜の親戚すじかもと思いました。

まだちっぽりと咲いているばかりで、かわゆすですー。

桜

去りし日の大島桜に出会ひたり

海辺の町で(311) 4/5 火

コーヒーとドーナッツ

甘過ぎのドーナツの背に風光る

今朝は少し寝坊してしまい、予定していた電車よりも遅い電車で出かけました。

朝ごはんをスキップして、〈クリスピー・クリーム・ドーナツ〉でワンブレイクしました。チョコレートオールドファッション。めさ甘さん^^。
〈オレゴンシティゴルフクラブ〉の帰りに立ち寄ったドーナッツ屋さんのオールドファッションが恋しいでした。

帰りに〈伊東屋〉に寄り、ポストカード用の用紙を探しました。
以前はたくさんの種類の用紙があって一枚から買えたのですが、違うシステムになっていて、楽しいなかにもちょっぴり残念でした。

海辺の町で(310) 4/4 月

ブランチ

花冷えやプロの手口の料理せむ

きょうも寒かったですね。雨が音を立てて一日中降っています。

週末に料理家のコウケンテツさん有元葉子さんのYouTubeを見つけました。
探すと他の料理家の方の動画もありそうで、プロのワザをこんなふうに気軽に観られることにびっくりしますが、その上で売れるもの(レシピ本やテレビのお料理番組)も作るのは、毎日のたゆまない活動があるのだろうなぁなど思いながら鑑賞しました。

ブランチに、コウケンテツさんのマカロニサラダをさっそく作ってみました。
コツは、マカロニを表示時間よりも1〜2分長めに茹でること(→水分を含ませてマヨネーズを絡みやすくするためだそう)、一方できうりや新玉ねぎなど混ぜる野菜の水気をしっかり取ること。そしてもう一つ、マヨネーズにミルクとお砂糖を少し混ぜること。お砂糖は甘味ではなくコクを出すためとのこと。
もちもち美味しいマカロニサラダになりました。

残った新玉ねぎをかたまりのままスープにしてみました。左上のモッツァレラチーズのようなものが、新玉ねぎのスープです。とろあまで美味しかったです。

海辺の町で(309) 4/3 日

桜

この庭も花のよそお一年ひととせ

きのう撮ったもう一枚の桜です。
この木は、こちらに越してきたばかりのころに、お庭にこんなに大きな木があるなんて!と、とても驚いた木でした。そのときはもう桜が散っていて、葉っぱが青々と茂っていて、ほへら〜と眺めていました。

そのときの写真に、NozomNがつけてくれた句。

大木の若葉が守る人その他(5/8 today&)

それできのう、この木に桜が開いているのを見て、またもやほへら〜と眺めてきました。
この木の桜が散るころに、越してきて一年になるなーと思いました。

海辺の町で(308) 4/2 土

桜

あはれ知る人もなく花咲く広場

ご近所お花見に行ってきました。
一宮駅から見える公園。いつも駅ごしに見るばかりで、実際に行くのは初めてでした。こじんまりと居心地のよさそうな公園でした。

公園をぐるりと桜の木が囲んでいてお見事に満開になっていました。

海辺の町で(307) 4/1 金

くず餅

桃の花あれば餅菓子うべけり

▲〈船橋屋〉さんのくず餅。食べきりサイズがあるので気軽に買えます。

今ごろ、と言われそうな話かもしれませんが、KDP出版の仕組みに驚いています。
これまでも自費出版はありましたが、それとはまったく概念が違うように感じました。

電子書籍が普及したことは大きいでしょうが、ほとんどお金をかけずに本を作ることができて、できた本はそのままネットで販売できる。
しかも今や紙の本までその流れに乗って作って販売することができます。

制作プロセスも、KDP出版が登場した当時に比べるととてもシンプルになり、また、アプリケーションの進化に伴って、あまり難しいことを知らなくても作れるようになっていました。

すべての作業を自力で行う必要はありますが、出版社も取次も介さずに、自由に(ヒトとして当たり前の制限はありますが)書籍販売ができるなんて、夢のようです。


そんな金曜日のおやつは、〈船橋屋〉さんのくず餅です。
先日あんみつにくず餅が入っていて久しぶりに美味しくて、今回はくず餅を買いました。

お断りがないときは、文と写真はMariYが、句はNozomNの作になります。