海辺の町で(167) 10/10 日

書類の日薄霧後の甘味かな
書類の日薄霧後の甘味かな
今朝は長生郡の地震避難訓練の警報のおかげではやばや目が覚めました。スマートフォンの警報は、いつも心臓がバクっとしますです。
きのう何もせずに本読みの一日でしたので、きょうは書類シゴトの続きの日にしました。
甘いもので脳に栄養をと思いまして、おやつにお汁粉をいただきました。お餅を入れずに、さらさらと飲み物としていただきました。
終日の書類シゴトに時間の経つのを忘れそうでしたが、いつの間にか日の落ちた空に、三日月がきれいに上がっていました。
小さきを決めて月の剣掲ぐ
秋の燈を独言たる書見かな
夕べから読書三昧の時間を過ごしています。
夕べはワインをいただきながら、教えていただいた『野菊の墓』を読み、至福の時間でした。
そしてきょうは、アンソニー・ホロヴィッツの『ヨルガオ殺人事件』を読み耽る一日でした。『ヨルガオ殺人事件』は、作中にもう一冊のミステリ『愚行の代償』が丸ごと入っていまして、本文もとても面白いのですが、作中作も面白くて、両方の世界に引き込まれています。
お茶と金平糖を傍らに、ただただ読み耽る幸せな一日であります。
秋遍路思ひ読書の終日
もう何もしないでひたすら読み続けたいところですが、iPadをときどき充電しなければならず、それに合わせて、わたしも充電しました。強制的中断でご飯をちゃんと食べる時間を持ったのは、結果的にとてもよかったでした。
ランチに、〈せんどう〉ブランドの肉まんを蒸しました。とても美味しい肉まんでした。冬に向けて、美味しい肉まんが冷凍庫にあるのは心豊かだなぁと思いました。
肉まんが手にある書見秋深む
久しぶりにロングドライブの読書をして、読む速度が少し戻ってきたようにも感じまして、まだ本を読めるなぁと嬉しくなりました。
月明を待たず仄暗き仕事部屋
きょうは南からの風が強くて、暑いなかにも風が心地よい一日でした。
うずらの卵を買ったり、久しぶりに〈EKiSTA〉さんで美味しいコーヒーを飲みたいなどと思っていたのですが、書類シゴトをしていて、気がつきましたら、すっかり日が落ちそうな時間になっていました。
書類シゴトをしていますと、あるべきところにカチリカチリと当てはまっていく瞬間があり、ミステリを読んでいるときの快感にちょっと似ていると言いますか、やめ時がむずかしいことがあります。
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日が落ち切る前に少しお散歩をしようと、外に出てみました。
ご近所の花も、もうきょうはおしまいよと花を閉じていました。
暮れ頃や花も寝かかる宿の秋
日の落ちる一瞬前の空がドラマチックでした。
夕暮れの空高くして首都地震
部屋に戻るほんの短い時間に、うっすらと夕焼けがさしていました。
いわし雲けふを仕舞ふと色差して
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きょうの書類シゴトのお供は、小さな羊羹「栗」です。
栗が練り込んであるのかと思いましたら、栗の粒粒が散りばめられていて、嬉しみでした。
栗羊羹切れば微かに母匂ふ
金風や好きな空き箱数えをり
久しぶりに肌寒いような涼しい一日でした。
予報では明日からまた暑さがぶり返すようでしたので、涼しいうちにと、きょうはいつもよりも少し念入りに掃除をしたあと、バブーシュや革ジャンパーなど、気になっていたモノたちのお手入れをしました。
ちょうど折よく、頼んでおいたマルセイユ石鹸(6個入り)が届き、日用品の保存箱の整理もできて、スッキリしました。
この石鹸は無香料で、髪も顔も体も洗えます。以前、治療中に髪が減ったり弱っていたときに、とても使い心地がよく助かりました。
今はシャンプーは別に使っていますが、以来、手放せないものの一つです。
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体を動かしていると、ちゃんと食べなくてはと自然と思えてきて、きょうは久しぶりにしっかりブランチをいただきました。
かぼちゃのスープと、スコーンのプレートです。お皿の真ん中のおにぎりのようなものがスコーンであります^^。きのう買ってきたヒレカツと、レタス、トマト、スープを作ったときに茹でたかぼちゃ二切れ、クリームチーズを合わせました。
南瓜茹で手作りランチといたします
以前はこのくらいのボリューミーなブランチを食べていたのだと思いまして、このくらいの食事はせねばの!と思いました。
桔梗あはれ謀反の色の淡くとも
書類シゴトのプリント枚数が、思っていたよりも多くなりそうなため、〈ケーヨーD2〉に用紙を買いに行きました。
プリント用紙を買うのは久しぶりで、インクジェット対応用紙で検索してみますと、たくさんの種類がありました。よさそうな候補をいくつか見つけて、ネットで購入してしまおうかとも思ったのですが、送料が用紙代の倍くらい掛かりますため、うーむ、と〈ケーヨーD2〉に行きました。
この辺りでは〈ケーヨーD2〉さん以外で見かけないフロッシュの洗剤なども買えて、それも嬉しみでした。
久しぶりの園芸コーナーが、すっかり秋一色で、桔梗の淡い紫色がきれいでした。
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帰りに〈せんどう〉さんに寄り、サンマー麺の材料を買いました。
が、、、うずらの卵を買い忘れたことに先ほど気がつきまして、悲しみであります。。明日、〈Yac’s〉さんに買いに行こうと思っています。
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きょうは風が強くて、日差しが出たかと思えば、風で雲が流れてきたりと、全体にはうっすらと雲がかかっているような一日でした。
一瞬の日差しに、小菊が笑っていました。
〈牛飼が歌よむ時に世のなかの新しき歌大いにおこる〉の伊藤左千夫を思い、
小菊かな民子手にした紅絹(もみ)の切れ
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きょうのウエットスーツ。
玄関先で風に揺られていました^^。ゆらゆら。
海服が鯨のたれとなりて秋
柿割ればひかり内より溢れ出づ
今朝は、きのう買ってきた柿を、クリームチーズといただきました。
昨年のいまごろの手帳を見返してみますと、やっぱり同じように柿とクリームチーズでブランチしていました。食べるものを中心にして、季節が同じように巡る安心感を覚えます。
今年初めての柿は、もうすっかり食べごろの美味しさでした。
柿とクリームチーズの組み合わせは、夕方からなら、白ワインに合わせるのもありですねぇ。
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夕方、リビングの白いカーテンがホワンと赤く染まるほど、窓の外がものすごい夕焼けになっていました。
外に出てみますと、初めはピンク色だった空が、
秋夕焼けさびしき町はまだ暮れず
みるみる赤く染まっていき、
秋夕焼け色を濃くしてなほあわれ
薄青の空と真っ赤な夕焼けのボーダーが、バーンと広がっていきました。
秋夕焼け沈み切る身を燃え焦がし
野は芒寿司屋に来るの二年ぶり
あれれと思うような暑い日でした。
空気が乾いていて、部屋にいると風が心地よく入ってきて暑さ知らずですが、お昼間に外に出てみましたら、あじい?と思う間もなく、汗びっちょになっていました😅。日差しが強くて、日傘がまだ必要だったなぁと思いました。
緊急事態宣言が解除になりましたが、外に出る気になれず、こりゃいかんなぁと思いまして、ランチしに出かけることにしました。
〈寿司富〉さんに行ってみました。〈寿司富〉さんは駅からの帰り道にあり、引越ししてきたころには灯りがついていたように思うのですが、緊急事態宣言になり、夜の灯りがずっと消えていました。帰り道沿いということもあり、ちょっと一杯やって帰るのにいいなぁと思っているお店の一つです。
ランチのちらし寿司をいただきました。美味しかったのですが、まだお客さんが戻っていないのかなぁと思わせる寂しさがありました。
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ランチのあと、商店街にも行ってみました。
駅前の直売所で青いレモンを買って、〈安藤青果〉さんで今年初めての柿と、千葉産の大きな梨を一つ買いました。
海町の暮らし半年柿の秋
青レモンつまみ妄想果てもなく
それから〈中村屋〉さんに寄って、モンブランと草餅をいただいて、ほくほくと帰りました。
秋真中春草餅に困り果て
今年は金木犀の香りに出会わないなぁと思っていたのですが、遅まきながらきょう初めて、金木犀の香りに包まれて、暑いけれど秋だーと思いました!
ポートランド、セルウッド地区の小さなをカフェ思う。
〈Either/or〉のラテ濃くなれば秋の入り
きょうはほぼ終日、macに向かって調べごとをしていました。
朝からよいお天気で、からりとした空気が部屋をひんやりと満たしていました。ポートランドのアパートメントにいるような感じで、調べシゴトをするのにぴったりの陽気。
これで美味しいラテなどあれば文句ないないですが、〈Either/or〉はあまりに遠く、自分でミルクティを淹れました。
願うならハッピィハロウィン!のお菓子など
〈ヨックモック〉の「ドゥーブルショコラオレ」(ハロウィンバージョン)が目に嬉しでした。
コスモスがナナメに咲いてにほひ佳き
見事に晴天の一日でした。久しぶりに暑い空気に包まれて、きのうの大雨の跡がグングン乾いていました。
夕べ、夜中に目が覚めて、外の空気をくんくんしてみましたら、なんとも言えないよい匂いがしていました。雨が何もかもを洗い流して残った匂いのような、あまり経験したことのない清々しい空気でした。
コスモスはどうなったかなぁと思いまして、夕方に散歩に出てみました。やはりだいぶナナメな感じになっていました...。でも、このままダメになる気配は感じませんでした。
一つひとつの花はひよひよと弱そうに見えるのに、たおやかな強さを感じます。
野分過ぎ花それぞれの立ち上がり
ネコは気怠げに、嵐の余韻を振り返っているようでした。
自堕落がいっちしあわせ猫の秋
散歩から戻ると久しぶりに汗をかいていて、喉がビールビールになっていまして、「インドの青鬼」をいただきました。
涼しくなってビールは久しぶりでしたが、あいや〜、こんなに美味しい飲み物をしばらく飲んでいなかったとは!と、すまんすまんでありました。
ビール飲む野分喉もと過ぎてゆく
波を分け田を分け野分家の窓
夕べ夜半から雨がしゃばしゃばと降り出して、きょうはびょーびょーと雨風が大暴れでした。
窓を閉め切っていると、二重窓のためか、台風の気配をあまり感じないのですが、ふと窓の外に目を移しますと、お隣の屋根の上を雨が転がるように流れていたりして、ひぇ〜と思ったりで、ちょっと落ち着かないでありました。
とは言え、準備はしつつもあまり心配しても仕方がないので、いつものように紅茶を淹れて、朝ごはんに、おととい上野で買ってきた〈ASANOYA〉さんのシナモンロールをいただきました。グリルで温めすぎて、アイシングがカラメルのようになっていたのが、香ばしくて美味しかったです。
無用でも用事が頼り野分いま
ミュージアムショップで買ってきた小さなお土産を、友だちに送るためにパッケージしたり、年内の予定を整理したり、母に電話をしたり、ちょっと落ち着かない気分をなだめるようなことごとをこまごまとする日でした。
吾亦紅も、何気なく気持ちをなだめてくれるようでした。
吾亦紅紅き血潮を吾も亦
今夜はまだ少し台風のしっぽが残っているような空模様で、窓を細めに開けていますと、風がゴーゴー泣いているようです。
夕べ台風に備えて作ったご飯で、今夜も梅一輪にしようかなぁと思っています。
新酒には神宿るらし〈梅一輪〉
お断りがないときは、文と写真はMariYが、句はNozomNの作になります。