10月末 10/30 水
ハロウィンが一直線にやってくる
ハロウィンが一直線にやってくる
10月末にもなれば、
そろそろ寒くもなってきて、
夏用から冬用のブランケットに入れ替えたり、
セーターやマフラーの仕度を始めたり。
夏を仕舞って秋を迎えて、
ぼつぼつ冬の準備のころだけど。
きょうはまた暑さが戻ってきて、
半袖で町を歩く人も見かけるほど。
移ろわない季節のなかで、
ハロウィンだけが Boo〜 と自己主張
いくつか用事を抱えて銀座へ。
一つ片づけて、さて次はと歩き出したところで、
パラパラと雨が落ちてきた。
土曜日の銀座はたくさんの人で賑わっていて、
10月も終わりだというのに蒸し暑い。
きょうはこれでお仕舞いにしようしようと、
お久しぶりのカフェへ。
静けさに包まれた店内で、
この秋初の和栗のパフェと雨宿り。
秋黴雨(あきついり)人の秘密を閉じ込めて
「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展へ。
久しぶりにゴーリーの世界にどっぷりとはまり込み、
描く不条理に甘くため息。
英語が母国語だったら、
作品に描かれた言葉のニュアンスを、
丸ごとそっくり理解できるのにと、
残念に思わずにいられない。
七十余金銀木犀今年又
朝からポカリと秋晴れ。
きのうまでの曇り空などなかったかのような、
あっけらかんとした青空に、
大きく一つ深呼吸。
どこからともなく金木犀の香りが漂ってくる。
冬までにはまだ少しだけ間があるね。
栗煮るや母の仕草のそのままに
オトナになって自分で栗を買うようになって、
美味しくいただくには、
時間が欠かせないと分かった。
半日ほどは水につけて、
茹でるか蒸すかで、小一時間。
それから冷めるまでにもしばしのガマン。
さて、いよいよ、となっても、
皮を剥くのにこれまた時間がかかる。
慎重に慎重に指を切らないようにゆっくり剥いて、
ようやくの一口。
むふぅ。今年の栗は甘くて美味しい。
着重ねて秋が空から降りてくる
長々の残暑からあまりに大きな台風が過ぎて、
急に肌寒くなった。
初秋を飛び越えて、
すでに冬の入り口にいるような空気が流れているけれど、
食卓に秋の恵みが訪れていた。
芝浦に芝浦の空鰯雲
栗やカボチャのお菓子が店頭に並び始めた。
さつまいもやきのこも秋本番の品揃え。
食欲の秋だねと母と笑い合う。
夏の暑さはしぶとく残っているけれど、
半袖は仕舞って、涼しい顔でやせ我慢。