海辺の町で(294) 3/15 火
揚雲雀用意万端臥せの床
揚雲雀用意万端臥せの床
体のあちこちがギシギシとずっと文句を言っているので、お風呂に入ってみました。そうしましたら心臓がちょっとドキドキしまして、あ、ごめんごめんと長湯をせずに江戸っ子の行水でぃ!的にしてみました。
もう今夜は静かに過ごそうと思いますです。。
副反応に備えて、久しぶりにサンドイッチ用の薄いパンを買っておきました。
イギリス風に小さなサンドイッチを作りました。キウリのサンドイッチはディルを入れて本場風にして、あとは苺ジャムとオレンジママレードのサンドイッチです。
かなりおいひいでした。
チューリップ花片衰へず落ちにけり
きょうは暑かったですねぇ!
朝、キッチンの小窓を開けたときに、ジリリとした夏の日差しが飛び込んできました。
そしてきのうまであんなにすくすくしていたチューリップが、ハラハラと花びらを散らしていました。
久しぶりの丸の内、大手町界隈もすっかり夏の気配になっていて、半袖で歩いている人もちらほらと見かけました。
3回目のワクチン接種を無事終えて、自分甘やかしのおやつなどを買って、先ほど戻ってきました。
春闌けて三度予防の大手町
電車待ちの時間に、東京駅エキュートの小岩井でソフトクリームをいただきました。ワクチンのご褒美です〜。
チューリップいつか笑顔で見てをりぬ
もうすっかり春ですねぇ。山笑うではありませんが、畑笑うのような感じで、畑の向こうに広がる景色がぼんやりとピンク色に染まっています。
チューリップも毎朝ごとにぐんと茎が伸びています。
ひょろりんと背が高くなっているチューリップをみては、雨後の筍という言葉を思い出すこのごろです🤭。
うららかや背中に少し痒み止め
きょうも暖かい一日でしたねぇ。東京は5月初旬の暖かさだったそうですね!
わたしは少し目の縁が赤くなりました。花粉症まではいかないものの、このところ乾燥で目の周囲が弱々になっていたので、花粉に敏感になっているのかもと思いました。免疫力を高めていこうと思います。
そんな土曜日のブランチに、メンチカツとさっと茹でた菜花をオーブンで温めました。パンはモハベレーズンパンの最後の一切れをクリームチーズでいただきました。
菜花がおいひいでした。
啓蟄や友の土産も届きたる
グングンと暖かくなってきましたね〜!
南風に乗って、友だちから焼津旅行のおみやげが届きました。
静岡おでんのお味噌です。〈赤七屋〉さんで静岡おでんにハマってしまい、何よりのおみやげでした。まずはふろふき大根と茹でこんにゃくでいただこうと思います。
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金曜日の夜の始まりに。
セブンイレブンで朝穫れの美味しい苺を見つけたので、今夜は少し早めに夜を始めました。
ジュリア・ロバーツはシャンパンと苺(プリティウーマン)でしたが、ワタシは白ワインで😌。
引鶴の声聞くやうに部屋の午后
この頃や沈丁の町となりにけり
日を追うごとに暖かさが増してきますね。
あいかわらず海からの風がひんやりと吹いていますが、日差しに出ればぽかぽかと春を感じます。
芝浦の沈丁花に驚いたばかりでしたが、こちらでも鼻がキャッチしました!
見渡せば、梅も桜もぽっかりと花をつけていて、あまりののどかさに申し訳ない気持ちになります。
日常の小さな不満や不安など、まったく大したことないなぁと思いました。
探梅も桜花芽を探しをり
春手套して胡桃パン買ひにけり
日差しの煌きに反して意外に肌寒くて、海からの風がひやんひやんとしていました。
春に向かう季節は、期待よりもちょっと寒い感じの日がありますね。
きょうは暖かい飲み物を淹れたり、床暖房の部屋でkindle編集を進めたりしていました。
きのう買ってきた〈アンデルセン〉の「モハべレーズンと胡桃のパン」がめっさ美味しいでした。
モハベレーズンとは、「カリフォルニアのモハベ砂漠で育った赤ワインの原料にもなるフレームシードレス種のぶどうのこと」とのこと。カリフォルニアにそのような砂漠があったんですねぇ。
鼻先に沈丁花来て知る変転
芝浦の駅に向かう道で、沈丁花が咲いていました!鼻が先に見つけました。ものすごく香っていて、びっくりしました。早っですね〜
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ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「ソール・スタインバーグ展」を観てから帰りました。
ルーマニア逃れてのちの春個展
春や春ムッソリーニの果てひろば
DNP(大日本印刷)が運営しているギャラリーで、こじんまりとしながらもシックなしつらえの素敵なギャラリーでした。
ソール・スタインバーグは1914年生まれとのことですが、今の時代であってもおかしくないモダンでシニカルでおかしみのある絵(ドローイング?)ばかりで、とても面白かったです。
ソール・スタインバーグが描いた「The New Yorker」の表紙もいくつか展示されていました。とても好きな世界でした。
ハガキ落つ小さき音や水温む
きょうは、長々と待っていたファルコン(イギリスのホーローのメーカー)のボウルが届き、しばし待っていた水道局からのお知らせも届き、待ち人来たるのような日でした。
ファルコンのボウルは、何気なくAmazonで注文をしましたら、なんとイギリスから届くとのことで、ひゃーと思いながら長々と待っていました。
英国から遥々やってきたにもかかわらず送料無料で、しかも価格もとてもリーズナブルで、なんだか申し訳ないでした。
そんな荷物やお知らせと一緒に、友だちからのハガキが届きました。
春を告げるミモザのカード。
ここに越してきて以来、カードや手紙のやり取りが増えました。のんびりしたやり取りが、今のリズムにちょうどいい感じです。
菜の花が背伸びしている日曜日
きのうの暖かさから一転して、空気が冷たい日曜日でした。でももう底冷えのような冷たさではなくて、空気の芯がどことなく緩んでいるような気配を感じます。
午前中にミルクを買いに、〈Yac’s〉まで一走りしました。
うっすらの日差しに向かって菜の花が背伸びしていました。
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久しぶりにインターフェイスデザインや編集デザインの本を読み直して、忘れていることがたくさんあるなぁと感じます。時代の流れに応じて目に留まる箇所も違っているようで、ときどき読み返すといいのだねと感じました。
まっしぐら家の内外春の涛
きょうは暖かかったですねぇ!部屋のなかよりも外の方がぽっかぽかで暖かかったです。
キッチンの小窓から、畑越しに桜の木が見えました。遠目ですが7割くらいが桜色に染まっていました。桜の木の隣に、梅か桃?の木が濃いピンク色に染まっていました。
きのうは朝早くに起きて、ちょっと気になっていたものの片付けをしたり、ベッド周りのリネンの洗濯をしたりしているうちにヘトヘトぴーになってしまいました。
きのうを反省して、きょうはちゃんとご飯をいただいて、日中はKindle作成に取り組んでいました。
そんな土曜日のブランチに、ベーグルでスモークサーモンサンドイッチを作りました。クリームチーズとプチトマト、ハーブ野菜に加えて、ディルとケッパーを入れました。めっさ美味しいでした。
ディル。わっさわさとたっぷりあり、贅沢に使っています。
侵略の祖国へ一死鶴帰る
桃の酒そばには赤き顔の餅
おひなさまにお供えするお菓子を買いに商店街に出かけました。
〈かねきち〉さんの桜餅をロゼワインと一緒にお供えしました。
おひなさまは、もうしばらく仕舞わずにおこうかなと思っています。
おひなさまひとりで出して仕舞ひたる
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KDP出版に登録しました。
「内定したら読む本」の出版が決まった3月3日を登録日にしたいなと思っていました。
遅き日の持て余したる眠気かな
日の出とともに寝室が明るくなる時間が早まってきて、目が覚める時間も順調に早くなってきました。
早くもサマータイム状態。
日中になんだか眠気を感じるのは、寝る時間が冬時間のままだからかと気づきました。
自然がリズムを作ってくれる環境にいまだに驚くことが多いです。
そんな春めいてきた日の朝ごはんは、苺とコーヒーです。
そして、ランチにきのう買ってきたベーグルをいただきました。
汐汲みの海女を視てゐる午后の部屋
シナモンレーズンのベーグルに乗っかっているちょっと潰れたのは、ラムレーズンのマフィンです。
その右隣はプレーンのマフィン。どれも〈Bagle and Bagle〉で。
(左のオレンジ色のまるっとしたものはハッサクです)
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キンドル編集を、InDesignで編集するかPagesで編集するか、試し編集中です。
千葉市美術館に「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」展を観に行きました。
千葉市美術館は、昭和2年に建造された旧川崎銀行千葉支店の建物の一部を〈さや堂ホール〉として残しつつ建設した建物でした。旧川崎銀行千葉支店は、千葉空襲で焼け残った歴史的建造物だそうです。
〈さや堂ホール〉ではコンサートなども開催しているようで、それはすごく素敵だろうなぁと感じました。
「ジャポニスム」展は、浮世絵と対比させて、ゴッホやヴァロットン、モネ、ロートレックの作品などもあり、見どころ満載でした。
また、春や夏の雨を描いた浮世絵がどれも素晴らしくて、しばし時間の経つのを忘れて見惚れました。