中秋の名月に向けて 9/27 日
演習を何度もやりたい月見かな
演習を何度もやりたい月見かな
中秋の名月に向けて、お月様がぽっこりと膨らんでいた。
わたしもお月見に向けて、お団子で予行演習。
真っさらのノート展げる良夜かな
ここ数年、手帳選びに毎年迷う。
迷いのなかでもいつも候補に上がるのはモレスキンのダイアリー。万年筆やサインペンでも裏移りしにくい紙質で、オフホワイトの色味も目に嬉しい。
とか思っていたら、本屋さんでスヌーピーバージョンに出くわしてしまった。
限定版がまだ残っていたとは。
しかも7月始まりがまだ残っていた。しかし7月始まりはとても重たい。スヌーピーバージョンの1月始まりにするのが妥当か。でも買ったらすぐに使いたい。表紙はどちらも捨てがたい。もう両方買っちゃう?
沸騰しそうな頭をなだめて、7月始まりを買いました。
10月からこちらの手帳に切り替えるんるん。
野分あと銀座の店でおしゃべりを
台風が東に外れて、警戒していたほどの雨にはならなかったけれど、降ったり止んだりの一日に、銀座はしっとり水を孕んでいた。
駅前のいつものコーヒースタンドで、お店の人と少しおしゃべり。
このごろは店員さんと軽いおしゃべりに花が咲くことが多い。コロナ禍の人恋しさがあちこちに降っている。
夕暮や運河の膨れ牧水忌
スターバックスのチョコレートマロンのフラペチーノをようやく。
マロンの粒がときどきストローを伝わってきて、甘いけれどおいしい。
なんと22日までの提供だった。危うく飲み損ねるところでありました。
栗のお菓子があちこちにお目見えしていて、あわあわしているうちに栗の季節が過ぎてしまいそうで。コロナはやだけど、もう少し町に出たい。
梨食めばさびしさ出る気配して
今年は梨に手が伸びる。水分をたっぷり含んだ果実が、暑かった夏を潤してくれる。
夕方の公園で、いつの間にか秋の虫たちのコーラスが始まっていた。道ゆく人が、「あぁ〜、気持ちいい」と涼しい風に呟いていた。
あんなに暑かった日々の記憶が、少しずつ退いていく。
秋冷のまぎれこみたるお八つどき
店先に栗が並び始めた。梨のコーナーもいつの間にかできている。
今年の夏はとりわけ暑くてさっぱりしたものばかりいただいていたせいか、こっくりしたものに手が伸びる。
小さな空き時間に、Dean & Delcaのさつまいもとりんごのパイ。
さつまいものペーストがこっくりと甘くて、これから冬になる楽しみが詰まったような味でした。
(哀切の越中おわら節も中止とか)
見合わせる恋もありやと風の盆
9月に入って、ふっと風がやわらいだ。
やれやれと野菜売り場を見渡すと、きのこやカボチャがいつの間にか主役級の棚に並んでいる。
暑さはたっぷり残っているけれど、アイスキャンディよりもそろそろお団子が恋しくなってきた。